過払い金返還請求、9回目の一斉訴訟はじまる
2009年11月13日、6都府県の約800人が過払い金返還を求めて全国一斉訴訟を起こしました。過払い金返還請求が日常茶飯事になり、マスコミに取り上げられることが少なくなりましたが、実際にはまったく勢いが衰えていません。
過払い金返還請求の一斉訴訟は全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会などの呼びかけで実施されており、平成16年から始まって今回で9回目になります。
今回訴えられたのは消費者金融大手のアコムやアイフル、プロミスをはじめ計52社。訴えを起こした800人の請求額は計約7億3700万円にもなります。単純に1人約92万円です。
また、今年5月の第8次提訴後の半年間で、訴訟や直接請求によって返還を求めたのは、今回の提訴分を含めて約17億6800万円になるとのことです。
ちなみに、これまでの過払い金返還請求総額は311億円にもなるというのですから、驚きですよね。
いったいどれだけの人が過払い金を請求したのでしょうね。しかも、潜在的な過払い金はまだまだあり、311億円などまだ氷山の一角にすぎないというのです。
このまま過払い金返還請求が続けば、消費者金融業界がなくなってしまうかもしれません。過払い金返還請求を受けたいなら、消費者金融業界がなくなってしまう前にしなければいけません。
過払い金が400万円を超えるような人もおり、まさにこの不景気を吹き飛ばすような話です。でも、過払い金は本来自分のお金です。
過払い金を受け取った人は宝くじにでも当たったような気分になるようですが、あくまでも払い過ぎたお金を返してもらっただけの話です。
あぶく銭だからと浪費しないで、しっかりと計画的に使いたいところですね。