プロミスが九州のガソリンスタンドと提携
2009年8月24日、消費者金融大手の「プロミス」が九州地方を中心にガソリンスタンドを展開している「ローレル石販」グループと業務提携することが明らかになりました。
ローレル石販グループはガソリンスタンド19店舗を経営しており、消費者金融大手によるガソリンスタンドとの業務提携は今まで聞いたことがありません。
プロミスとローレル石販がどういった分野で手を結ぶかと言うと、クレジットカードの発行でとのことです。
独自のクレジットカードを発行して集客を図りたいローレル石販側と、新たなクレジットカードの発行で新規顧客を増やしたいプロミスの思惑が一致したのでしょう。
消費者金融大手の中でも優良企業のプロミスとは言え、貸金業一本では今後はやっていけないということがこの業務提携でわかります。
消費者金融各社は収益基盤の強化に向けて、一層の経営多角化を迫られていると言えます。
プロミスなら、まずはクレジットカード分野に進出するといったところですね。
プロミスが普通にクレジットカードを発行しても、すでにクレジットカード自体が出回りすぎて飽和状態なので難しいです。
ガソリンスタンドのカードといったように専門性を出さなくてはクレジットカード分野への進出も難しいのでしょう。
プロミスに限らず、消費者金融各社はこれから生き残りをかけ、できるだけたくさんの提携先を見つけに行くと予想されます。