総量規制導入で主婦が援助交際に走る?
総量規制が完全施行されると、収入のない主婦がピンチに陥ります。総量規制は年収の3分の1を超えた貸付けを貸金業者に禁ずるものです。
それでは収入のない主婦はどうなるのか?
答えは、主婦でも借入することができます。但し、ここが重要ですが、専業主婦は世帯収入を稼いでいる人(普通は旦那さん)の承諾が必要になります。
借金というのは個人個人のものになり、夫の借金を妻が返済する義務はありませんし、妻の借金を夫が代わりに返済しなければならいこともありません。
このことは総量規制が導入されてもかわりありません。借金は個人の勝手であり、誰に断る必要もなく、完全に自己責任で管理しなければなりません。
しかし、総量規制導入後では専業主婦は夫が承諾しないと借りられません。
あるアンケートによると、夫婦間でお互いの借金を承知しているという人は、5%程度だったとニュース記事でありました。
実際、私が消費者金融業者で勤務していた経験からいっても、そのぐらいだと思います。
専業主婦の顧客もたくさんいましたが、ほとんどは旦那さんには秘密で借金をしていました。
エステやブランド品購入、修理代、パチンコ代、生活費の補てん、教育費と理由は人それぞれあるでしょうが、借入が旦那さんに知られて離婚に至ったという人もかなりの数いました。
中には旦那さんのプライドを守るため、その旦那さんの給料で生活できるように装うために借金を繰り返していたという健気な主婦もいましたよ。
配偶者の同意が必要となってしまう専業主婦は、実質的に借入ができないと同じなので、別の方法でお金を調達する必要が出てきます。
あるニュース記事によると、借金ができなくなった主婦は「人妻援交」に走るというのです。
すでにその兆候が出始めているようで、風俗店はかなり困っているということが載っていました。
今はインターネットを使えば、業者を通さずに簡単に援助交際ができる時代ですよね。改正貸金業法のしわ寄せがこんなところにもでているのです。