消費者金融のテレビCMの効果の程は?
2009年の消費者金融のテレビCMに関する調査結果がニュースになっていましたので、ここで紹介します。
かつての消費者金融のテレビCMと言えば、「くぅーちゃん」CMのアイフルがテレビCM好感度第1位(受賞は辞退)になるなど、消費者金融のテレビCMがブームとなる現象が起こりました。
しかし、「テレビCMのイメージと実際のギャップが多重債務者を生み出す」などと非難され、政治的要請を受けてその後は自粛していきます。
では、現在はどうなのかですが、消費者金融のテレビCMを見ても「好感を持ったものはない」とした人が54.8%、「消費者金融のテレビCMを見ていない」とした人が14.7%でした。
7割の人には消費者金融のテレビCMは、まったく関心を持たれていないということです。昔とはずいぶん状況が違いますよね。
源に、私も最近消費者金融のテレビCMを見た記憶がありません。流れてはいるのでしょうが、素通りなのでしょうね。
また、もっとも好感を集めた消費者金融のテレビCMは「モビット」と「アイフル」でした。でも、それぞれが6.0%とかなり低い数字です。
テレビCMは企業価値を高め、全国展開している企業にとっては良い宣伝になるのでしょうが、消費者金融にとっては厳しい調査結果となりました。
まあ、消費者金融はすでに社会に完全に溶け込んでいますんで、今更大々的に宣伝することもないかもしれませんね。
こういった調査結果が出た以上、消費者金融のテレビCMは、今後も減っていきそうです。