総量規制の網に4割の利用者、実際は8割とも
2010年6月にはいよいよ改正貸金業法が完全施行となります。
完全施行になれば「総量規制」が導入されることになり、年収の3分の1を超えた借入は一切できなくなります。
日本貸金業協会が調査したところ、貸金業者を利用者している44%の人が総量規制の網にかかるというニュースがありました。
半分近くの利用者が、もう借入ができなくなり、年収の3分の1以下になるまではひたすら返済に励まなくてはならないということです。
貸金業界やクレジットカード業界にとっても大変痛い話ですが、利用者にとってもかなりの痛手になりそうですね。
借入総額がすでに自分の年収の3分の1を超えているという人は、急な入用があってもキャッシングできず、それどころかいきない返済に窮してしまう可能性もあります。
また、日本貸金業協会の調査は同協会に所属している優良貸金業者へのアンケート結果になり、あくまでも一部のサンプリングの調査結果に過ぎません。
総量規制に接触する利用者は、実際には8割にも及ぶとも言われているのです。ほとんどの利用者がと言っても良さそうですよね。
それなのに、総量規制が2010年6月から施行されることについて知っている利用者は6割だとの調査結果があります。
4割の利用者は何も知らないままにキャッシングカードが利用できなくなるということですね。