
お金を借りることはいけないこと?
日本人の多くが、お金を借りることはいけないことだと思っています。これは、今も昔も変わらない常識で、消費者金融がどれだけ明るい清潔感のあるテレビCMを流そうが、この常識が変わることはありません。
ただ、このいけないこととされているのは、趣味や買い物、ギャンブルのための借金のことで、同じ借金でも住宅ローンは別だと思います。
お金を借りることは借金と言いますが、借金がいけないというよりは、そうした趣味や買い物、ギャンブルといった目的で借金をすることがいけないとされていると思います。
住宅ローンのほうがはるかに大きな借金であり、金利自体は低くても、借り入れる金額が高額になるため、支払う金利の総額は趣味や買い物と比べるとはるかに多くなります。
住宅ローンのようにヘビーな借金は良くて、趣味や買い物を目的としたライトな借金がいけないというのは、少し変な気がします。
でも、住宅ローンをしたということは社会的なステータスになり、周囲の人に胸を張って言えると思います。一方、趣味や買い物で借金があることは、周囲の人には知られたくないことだと思います。
借金はどんなものでも同じです。現在お金がない人でも、将来の収入を当てにして行うものです。住宅ローンでもギャンブルのための借金でも、違いはないのです。
また、生活費が足りなくてお金を借りる人が多いと思いますが、その行為は住宅ローンよりも正当化されなければいけないことだと思います。
お金を借りることはいけないことという常識は、実はかなり不安定なもので、その根拠も乏しく、お金を借りなくても生きていける人が、貧乏人を見下しているだけなのかもしれません。

