住民票を持っていると貸付審査で有利になる
貸金業者からお金を借りる際に、持っていれば審査に有利なものが住民票です。
住民票は日本国民なら誰でも申請して取得することができるもので、氏名、生年月日だけでなく、住所も証明しているという非常に優秀な本人確認書類になります。
運転免許証にも同じように氏名、生年月日、住所が記載されていますが、住所を引っ越したときに運転免許書の住所を変更していないということは多いと思います。
住民票の場合には、住所を引っ越した場合には必ず変更の手続きをしなければいけません。それを怠ると、日本国民としての権利を失うようなもので、住民票の住所を正しくしておくというのは基本だと思います。
国から受けられる各種の補助制度や国民の義務である税金などは、すべて住民票の住所で行われますので、これは当たり前のことですよね。
貸金業者としては、住民票の住所にしっかりと住んでいるかどうかというのも、融資の時には重要になってきます。
明確な理由で住民票の住所ではないところに住んでいるというなら問題ないですが、理由がない場合には、融資の前に貸金業者から住民票の変更を要請されると思います。
また、それを拒むような人であるなら、貸金業者は融資をお断りしています。
それから、住民票は本人が受付のときに提出しなくても、貸金業者は必ずこれを取得しています。
お金を貸すときに結ぶ契約書には、貸金業者が自由に契約者の住民票を取得することができるという一文が必ず入っているはずです。
仮にお金を貸した相手が行方不明になっても、貸金業者は住民票をいつでも取得することができますので、行方不明者が住民票を変更していれば新しい住所がわかるようになっているのです。
このように、貸金業者は住民票を回収のときにも役立てていますので、それだけ住民票に信頼を寄せているということです。
運転免許書やパスポートといった本人確認書類がない人でも、住民票は必ず提出できると思います。ただ、注意しておきたいのは、住民票の申請した日があまりに前だと、住民票の証明能力がなくなります。
そのため、お金を借りるときに前もって準備しておくというよりも、審査が無事通り、貸金業者から住民票の提出を求められてから申請するほうが良いと思います。
また、時間的に住民票の申請ができないという人でも、郵送で役所は受け付けてくれますので、その方法などを役所に電話で聞けば大丈夫です。