健康保険証の種類によって貸付審査の厳しさが変わる
貸金業者からお金を借りる際に最低限必要とされているのが、健康保険証になります。国民はたとえ収入がないにしても、必ず健康保険に加入する義務があります。
会社に勤めていれば社会保険に強制的に加入されることになりますし、自営業者や無職の人などの場合には国民健康保険に必ず加入しなくてはいけません。
しかし、実際には健康保険に加入していない人がたくさんいます。健康保険料は高額ですし、自分が病院に行かなければ特に必要のないものです。
わたしなんかはもう何年も病院に行っていませんので、何十万円、何百万円という大金をドブに捨てているような状態です。
そうした不満を抱いている人や生活が厳しい貧困者の中には、健康保険料が未払いになっている人がたくさんいるのですが、貸金業者からすれば、そうした人はしっかりと返済してくれるか怪しいということになります。
健康保険の未払いは借金を抱えているのと同じで、しかもその借金はすでに支払い期日を過ぎているものです。延滞者にお金を貸すところなんてヤミ金融業者しかないですよね。
また、健康保険証には国民健康保険と、勤務先で強制的に加入させられる社会健康保険があります。公務員共済健康保険や組合健康保険なども社会健康保険と同じようなもので、社保として扱われます。
貸金業者では、国民健康保険である国保と、それ以外の健康保険である社保を区別して考えています。
申込者が社保であれば、それは身分証明書となるだけでなく、その勤務先で働いているという証拠にもなります。しかも、社保に加入させるだけのしっかりとした会社だと、貸金業者に安心感を与えます。
ほとんどの貸金業者では、国保の場合は貸付審査が厳しく、社保の場合には緩くなります。中小の貸金業者では、社保限定としているところも少なくありません。
自分が健康保険証を持っていなければ貸金業者からは100%お金を借りられません。それが国保ならかなり厳しく、社保ならかなりお金が借りやすいと思って間違いないと思います。