貸付審査の際、収入源である勤務先の確認は必須
貸金業者がお金を貸すときには、必ず勤務先の確認が行われています。これは、貸金業者がお金を貸す相手は、安定した収入がある人というのが大前提であり、収入源である勤務先の確認は絶対に欠かせないからです。
勤務先の確認方法としては、社会保険証や組合保険証、公務員の共済保険証などの保険証がまずは第1です。
勤務先が保険証を発行している場合には、それがその会社に勤めているという証明になります。名刺はただの印刷物になりますので、誰でも自由に作成することができますが、保険証は国の保証つきになります。
ただ、近年の不景気により、企業が社会保険証の発行を止めることも多くなりました。もとから保険証は発行していないという中小企業も多く、すべての人の勤務先を保険証で確認できるわけではありません。
しかし、社会保険証や組合保険証、共済保険証などのいわゆる社保を持っているということは、貸金業者にとってはステータスになります。
それだけしっかりとした大きな会社に勤めていることの証明になりますので、社保の人が審査では大変有利になっています。
また、受付での勤務先の確認は、健康保険証、給料明細、名刺などの書類と合わせて、電話による在籍確認でも行われています。
健康保険証、給料明細、名刺のすべてを貸金業者に提示しても、電話による在籍確認が省かれることはありません。
審査基準は各貸金業者によって多少違いますが、融資の前には電話で在籍確認をするというのは、すべての貸金業者に共通しています。