千円未満の借金は無利息の消費者金融業者もある
自社のATМを設置している大手や準大手の消費者金融業者の中には、借入残高が千円未満になると、それについては無利息とするところがあります。
これは、ATМが小銭に対応していないというのが理由です。ほとんどのケースでは、完済するためには何百何十何円という半端なお金をピッタリ支払わなくてはいけません。
利息が1日ごとに発生していますので、こうした中途半端な金額に借入残高がなりますよね。
しかし、ATМではそうした小銭を入金することができず、店頭に行かなくてはいけません。これは利用者には面倒です。
そこで、大手の貸金業者などは、借入残高が千円を切ったら、それは完済しているものとして扱うようにしているのです。
無利息ですし、その端数を督促することもないのです。この借入残高については、返済しても良いですし、別に返済せずに一生そのままにしておいても良いというのです。
さらに、そうした千円未満を無利息としている貸金業者の中には、半年などという期間が経過したら、それを本当の完済として処理するところまでいます。
もちろん、本当に完済処理してもらうためには、その半年間は借入や返済を一切行わないということが前提になります。
貸金業者は、そうしたサービスを実施することで、利用者ができるだけ完済しないようにしているとも言えます。
完済すればもうキャッシングをしない可能性が高いですが、完済せずにそのままキャッシングカードを持っていれば、また何かのときに借入をしてくれることも多いだろうということです。