【福祉医療機構】年金を担保に融資してもらえる合法機関がある
年金を担保にした融資は貸金業規制法で禁止されている行為になりますが、別に年金担保融資がすべて禁止になっているわけではありません。
独立行政法人福祉医療機構では、年金受給者に対して年金担保融資を行なっています。
金利は1%から2%程度ととても低く設定されていますので、年金担保融資を利用可能な人なら、消費者金融を利用しないでこちらを利用したほうが絶対に良いでしょう。
ただ、年金担保融資の使途目的は決まっていて、借入れたお金を何にでも使用できるわけではありません。
年金担保融資の使用目的は、生業、住居、医療に必要な資金として使用することとなっています。ただ、お金を借りたい人は、概ねこの3つで該当することが多いと思います。
年金担保融資の融資可能額は、現在受給されている年金額の1.5倍までで、最低金額が10万円、最高金額が250万円までとなっています。
また、年金担保融資の返済方法は、年金からの天引きになります。年金の定期支払額の半分に相当する金額を毎回返済していくことになるのです。
それから、年金担保融資には保証人が必要です。ただし、年金融資サービス協会に保証料を支払うことで保証人となってもらうこともできますので、この点は問題なさそうです。
年金担保融資はあくまでも公的な機関だけに与えられた特権になりますので、利用者は間違っても消費者金融業者やヤミ金融業者の年金担保融資を利用しないでください。