中小の貸金業者ではリボルビング方式以外の返済方法を採用している
貸金業者の返済方法ではリボルビング方式が主流になっていますが、自社ATМを持っていない中小の貸金業者などでは、リボルビング方式以外の返済方法を採用しています。
リボルビング方式以外の返済方法には、元利均等方式、元金均等方式、アドオン方式などがあります。
元利均等方式とは、住宅ローンなどで特に用いられている返済方法で、毎月の返済額が同じというものです。
返済額がずっと変わりませんので、利用者としては返済計画を立てやすいと思います。その一方で、返済当初は利息の返済に充てられる割合が大きくなり、元金が減るペースが遅いという性質を持っています。
元金均等方式とは、借入元金を返済回数で割った額に、毎回の返済日に発生している利息を加えて返済していくという返済方法になります。
確実に元金を返済していくことになりますので、最終的に支払う利息が少なくなります。ただ、借入れ当初は元金が大きくなりますので、その分支払う利息が大きくなってしまい、毎月の返済負担が重くなってしまいます。
アドオン方式では実質年率ではなく、支払回数ごとに決められるアドオン率をもとにして返済額を決定します。実質的には元利均等方式と同じ意味になりますが、アドオン率のほうが計算が楽だという特徴があります。
リボルビング方式は利用限度額の範囲内なら自由に借入れができますので、利用者にとっては大変魅力的なものだと思いますが、その分必要のない借入れをしてしまうかもしれません。
リボルビング方式以外の返済方法をとっていれば、新たな借入れが面倒になり、借金に対するハードルが多少上がることになりますので、無闇に借金することを防いでくれるかもしれません。