35日サイクル返済は貸金業者側の都合で設定された制度
消費者金融業者業者の中には、35日サイクルの返済日を設定しているところが多くあります。毎月定日に返済日を設定するクレジットカード会社にはない、消費者金融の特徴になります。
35日サイクル返済とは、次回の返済日が今回の返済日から35日目に設定する返済方式のことで、月に1回の返済ではく、返済したら次の返済は35日以内にしなければいけないというものです。
この返済方式だと、返済期日は毎回同じではなくなってきますので、利用者は自分で返済期日を毎回把握しておくことが大切です。
ただ、35日に1回の返済で良いといっても、普通の人は月に1回は給料日がきます。そのため、一般的には毎月1回早目に返済することが多いと思います。
例えば、毎月25日が給料日だとして、5月28日に返済していれば、次回の返済期日は7月2日となります。
次に返済期日の7月2日に返済すると、次回返済期日は8月6日になります。ただ、給料日は毎月25日になりますので、多くの人はその給料日で返済をしようとするはずです。
返済期日の2週間前から返済することができますので、7月25日に入った給料で忘れずに返済するため、7月中に返済する人が多くなります。
もちろん、給料をおいておいて、返済期日当日に毎回返済するという人もいますし、そうしても問題はありません。
また、この35日サイクル返済は、貸金業者側の業務上の利点から考えられたもので、利用者の立場になってというものではありません。
35日サイクル返済にすることで、利用者の返済日が集中するのを防ぐ効果があるというのが、この返済方式の狙いになります。