3種類のリボルビング方式～残高スライド方式とは？
たんにリボルビング方式と言っても、その方式にはいろいろな種類があります。リボルビング払いは大きく分けると、定額方式、定率方式、残高スライド方式の３つになります。
残高スライド方式とは、毎月の返済日における借入残高を確定しておいて、その借入残高に応じて段階的に返済額や返済定率を変更する方式の総称になります。
残高スライド方式には残高スライド定額方式と残高スライド定率方式があり、それぞれにはさらに元利均等方式および元金均等方式があります。
つまり、残高スライド元利定額リボルビング方式、残高スライド元金定額リボルビング方式、残高スライド元利定率リボルビング方式、残高スライド元金定率リボルビング方式が、残高スライド方式にはあるということです。
聞きなれない言葉で難しいと思う人もいるでしょうが、内容はそれほど難しくはありません。クレジットカードのリボ払いをしたことがある人なら、特に説明はいらないと思います。
クレジットカードのリボ払いは、この残高スライド方式が一般的です。要は、借入れの残高によって段階的に返済額が決められているということです。
借入れの元金のみの残高や利息を含めた残高が１０万円未満なら毎月の返済額が３千円、１０万円以上２０万円未満なら５０００円、２０万円以上３０万円未満なら８０００円というような感じです。
また、３０万円以上は借入残高が１万円増えるごとに、毎月の返済額が１０００円加算されるといったクレジットカード会社も多いと思います。
残高スライド方式は、利用者にとっては非常にわかりやすい返済方法になりますが、返済を続けてもなかなか借入残高が減っていかないという側面も持ち合わせている、危険な返済方法だとも言えると思います。
