【消費者金融の金利】金利が高いほどお金が借りやすくなる
消費者金融の金利が高いことは誰でも知っていると思いますが、なぜ消費者金融の金利が高いのか知っているでしょうか。
消費者金融の金利が高く設定されているのは、幅広い層の人にお金を貸しているからです。
消費者金融からお金を借りれば、当然借りたお金を返さなくてはいけませんが、いろいろな事情から返済ができなくなり、借りたお金を返せなくなる人も出てきます。
大企業に勤めている人や公務員なら、収入も高くて安定しています。これらの人なら、消費者金融からお金を借りても借金が返せなくなることはあまりないと思います。
しかし、中小企業に勤務している人や個人事業者など、収入が安定していない人や収入が低い人は、借金を返せなくなることがどうしても多くなります。
そうした貸し倒れリスクの高い低所得者層にお金を貸すには、その分金利を高く設定しなければならなくなるのです。
100人にお金を貸して1人しか貸し倒れをしないというなら、金利が低くても良いのですが、100人にお金を貸して10人が貸し倒れるというときには、貸し倒れる分を補填するために高めに金利を設定するのです。
利用者の目線で言えば、金利が高いほど審査が緩くて借りやすく、金利が低くなるにつれて審査が厳しくなって借りにくくなるということです。
しかし、貸し倒れリスクの高い低所得者になればなるほど、高い金利でしかお金を借りられず、貸し倒れリスクの低い高所得者になればなるほど、低い金利でお金を借りられるというのは、とてもおかしな話だと思います。
始めから貸し倒れリスクが高い人が、高い金利を支払ってさらに貸し倒れリスクを高くするというのは、本来間違っていると思います。
貸し倒れリスクが高いからこそ、貸し倒れを防ぐために金利を低く設定しなければならないと思います。
結局、金利が高いほど借りやすいというのは、低所得者に過度の金利負担をかけるということで、さらなる格差社会を生む原因になるのではないでしょうか。