金利が低い貸金業者が良い業者とは限らない
お金を借りるなら、金利が低いところから借りるのが良いのは当たり前だと思います。金利が高ければそれだけ貸金業者にたくさんお金を支払わなければいけませんので、このことは誰にでもわかると思います。
一般的に、金利の高い貸金業者は悪い会社で、金利の低い貸金業者は良い会社と思われていますが、果たしてそれは本当なのでしょうか。
例えば、以下のケースの場合では、どうでしょうか。
子供が緊急で手術をしなければならないとなったとき、どうしても30万円が足りず、貸金業者からお金を借りなくてはいけません。
始めに借入れを申し込んだA社には、20万円しか融資できないと言われましたが、貸付金利は10%でした。
次に借入れを申し込んだB社には、30万円満額融資できると言われましたが、貸付金利は20%でした。
金利が低いところから30万円を借りることができればそれが1番理想ですが、現実には難しいことが多くあります。
A社は金利が低くて良い会社と思われていますが、必要なお金を貸してはくれませんので、ここではあまり良い会社とは言えないと思います。
一方、金利は高くても、希望した金額を貸してくれるB社は、ここでは良い会社と言えると思います。
この人にとっては30万円のお金を貸してくれる会社が良い会社であり、たとえ金利が低くても30万円貸してくれなければ意味がないのです。
貸金業者の利用者にとって良い会社とは、金利の低い会社ではく、実は金利の高い会社になるのではないでしょうか。
貸付金利が高いから悪い会社と思っている人は、考え方を少し変えたほうが良いと思います。