3種類のリボルビング方式~定額リボルビング方式とは?
たんにリボルビング方式と言っても、その方式にはいろいろな種類があります。リボルビング払いは大きく分けると、定額方式、定率方式、残高スライド方式の3つになります。
定額方式は、さらに元利定額リボルビング方式、元金定額リボルビング方式に分けることができます。
元利定額リボルビング方式では、あらかじめ指定した一定額を毎月支払い、その中から利息を差し引いた金額を元金に充当させていくというものになります。
毎月いくらという金額を、完済まで支払い続けるということです。例えば、借入金が10万円、11回払いの場合、毎月の返済額を1万円と固定して、最終回で端数を調整するというものです。
借入れ当初は元金が多いので利息が多く、支払った金額の中で占める利息の割合が大きくなります。この返済方法だと、最初は利息をたくさん払い、元金は後回しということになります。
一方の元金定額リボルビング方式では、あらかじめ指定した一定額の元金にプラスして、その都度発生した利息を支払うというものになります。
毎月の利息によってその月の支払額が変わってくるというもので、借入れ当初は元金が多いので、それだけ利息が高くなり、支払う額も大きくなります。
しかし、返済によって元金が少なくなってくると、支払う利息も少なくなりますので、月の支払額も少なくなっていきます。
借入れ金額が10万円、返済回数が10回とすると、毎月1万円の元金にプラスしてその都度の利息を返済ごとに支払うことになります。
1回目の返済では10万円に対する利息になりますので支払う額は高額になりますが、最終回は元金1万円に対する利息になりますので、支払う額は少額で済むということです。
より借金残高を把握しやすいのは元金定額リボルビング方式ですが、返済金額が毎月一定で返済計画を立てやすいのは元利定額リボルビング方式になると思います。