全国銀行個人信用情報センター(KSC)とは?
個人信用情報機関には、全国信用情報センター、シーアイシー、ケーエスシー、シーシービー、テラネットの5つの組織があります。
この中のケーエスシーとは、全国銀行個人信用情報センターの略称になります。全国銀行個人信用情報センターは、名前の通り、銀行が利用している個人信用情報機関になります。
全国銀行個人信用情報センターは、1988年10月に設立された団体で、地域ごとに設立された銀行系の個人信用情報センターを管理管轄しています。
全国銀行個人信用情報センターは、消費者金融業界やクレジットカード業界とは違う経路で発展してきたもので、銀行独自の個人信用情報センターとなります。
銀行同士のつながりである全国銀行協会に所属する各地区の銀行協会で設立、運営されていた個人信用情報機関を一本化して、その運営を統一したのが、全国銀行個人信用情報センターになります。
全国信用情報センターが消費者金融業者とともに歩んできたのとは違い、こちらは銀行とともに歩んできたものになります。
会員には、銀行、信用金庫、労働金庫、銀行系クレジット会社、住宅金融公庫などが挙げられます。
照会方法は申込者の氏名と生年月日、郵便番号になります。
事故情報には、延滞、代位弁財、強制回収、強制解約、強制退会、第1回目不渡り、取引停止処分、保証履行などがあります。
また、全国銀行個人信用情報センターでは、住宅ローンの情報がバッチリ収められていて、消費者金融が加盟している全国信用情報センターでは、基本的には住宅ローンの情報は反映されていません。