融資限度額を増額するタイミングが遅くなってきている
急な入用があって、貸金業者に融資を申し込みます。無事審査が通り、お金を借りることができました。その後、返済に努めて完済しました。
このパターンなら何も問題はありません。貸金業者を健全に利用し、世渡り上手ということになりますよね。
実際、このパターンの人もたくさんいます。でも、このパターンにならない人もたくさんいるというのも事実です。
貸金業者からお金を借りると、返済して終わりというわけにはなかなかいきません。
それは、増額融資があるからで、返済を続けていくと貸付限度額がどんどんと増額されていき、気づいたときには高額な借金を背負わされていることがよくありますよね。
一昔前までなら、それこそ3ヶ月に1回増額融資の案内を受けていたという利用者も多かったと思います。
ところが、ここ最近は増額のタイミングが遅くなってきているようです。貸し倒れの増加や貸出金利の引き下げなどを考慮して、貸金業者が増額のタイミングを遅くしているのです。
貸し渋りとも言える貸金業者の行動ですが、これまでが異常であり、やっと過剰貸付の抑制に各社が動き出したという意見もあるようです。
今まで以上に貸付審査が厳しくなっていますし、今後さらに厳しくなることが予想できます。
そうなると、増額のタイミングがくる前に完済になってしまうことも多くなりますので、毎月の返済額を低く設定して長期返済を促すなど、そうした対策を貸金業者ではしてくると思います。
増額のタイミングが遅くなることは、利用者が健全に貸金業者を利用できるようになることでもあると思います。
ただ、生活苦の人にとっては、政府による何らかの対策が必要になってくると思います。