Y田さんの債務整理物語(9)ついに司法書士に相談
投げやりな気持ちで自己破産を提案したY田さん。
「自宅を手放すなんて!!」と、大変な勢いで奥さんに怒られてしまいました。
しかし、家族の協力だけで借金を返済していくことは大変困難です。
このままでは早晩、行き詰るのは目に見えています。
一体、どうしたらよいのだろうか?とY田さん夫妻は頭を悩ませます。
そんなときに大学へ通う長女が「専門家に一度相談してみたら?」と提案したのです。
娘さんも両親の現状を見て、ネットで検索してこのサイトの存在を知ってくれていたようです。
そしてY田さん夫妻は私のところへ相談メールを送ってくれたのです。
数日後、Y田さん夫妻は私の紹介で債務整理を多数扱う新大阪法務司法書士事務所の金井司法書士に会うことができました。
金井司法書士は現在のY田さんの状況を把握すると「個人再生」という方法があることを教えてくれました。
自宅を守りたいというのがY田さん夫婦の譲れない願いですから任意整理という方法がまずあります。
しかし就職が決まらないY田さんの場合は任意整理後の支払いが本当に継続できるのかという点が問題になってしまい債権者をなかなか納得させることが難しくなります。
そこで、個人再生という方法を利用して、自宅は守りつつ借金を減らす方法を探していきましょう、ということになったのです。
真っ暗闇の中を手探りでやってきたY田さん夫妻に一筋の明るい光が差したかのようでした。