キャッシングの総量規制の影響
キャッシングについて、金利の引き下げよりも年収の3分の1を超えた貸付を禁止にする貸付の総量規制のほうが、利用者には影響が大きいとされています。
改正貸金業法によって金利が下がり、貸付審査が厳しくなることから利用が厳しくなるという意見がありますが、総量規制は審査が厳しくなるのではなく、貸付が規制されますので影響大です。
消費者金融やクレジットカードのキャッシングを利用している人の約40%は、年収の3分の1を超えて借入れしているとみられています。
法律が施行以前の契約に影響することはありませんので、これらの人が施行と同時に年収の3分の1を超えた分を返さなくてはいけないということはありません。
しかし、今後の借入についてはできなくなりますので、ひたすら返済に努めなくてはならなくなります。
もし、何か急な出費があれば、その時点で返済に窮することになり、それが引き金になって破綻するということもあるでしょう。
一部では総量規制が施行されるまでに、できるだけ利用限度額をひろげておいたほうが良いという意見があります。
総量規制が施行されると、もう利用限度額が広げられない人が多いので、駆け込みで広げておけというのですが、これにはあまり賛成できません。
総量規制で借入が困難になるけど、どうしようではなく、今から返済に努めてできるだけ借金を減らし、借金なしでも生活する癖をつけることをお勧めします。