借金をはじめてした時、あなたの年収はいくらでしたか?
借入当初の収入について調査したデータについて、ここでは解説します。
調査対象は34都道府県の弁護士事務所や司法書士事務所等に相談した債務者585人です。
性別は男性57.1%、女性38.5%、不明4.4%です。
年齢は20歳代7.0%、30歳代22.4%、40歳代23.9%、50歳代23.8%、60歳代14.4%、70歳代以上4.1%、不明が4.1%です。
調査期間は2005年11月から12月です。
初めての借入をした頃の主な収入源では、「給料」が77.1%、「自営業収入」が18.1%、以下「家族などからの援助」「年金」「生活保護」と続きます。
初めて借入したころの年収については、「200万円未満」が29.9%でもっとも多くなっています。
次が「200万から300万円未満」が27.9%、「300万円から400万円」が16.9%になり、年収が低いほど借金に頼る割合が多くなっています。
初めて借入したころの年収では、年収400万円以下で74.7%にもなります。
中小企業に勤めている人の多くは年収が400万円以下なので、多くの人が借入をする可能性を秘めているということです。
借入をすれば金利を借りた分に上乗せしなければならず、結果的には損になります。
年収が低い人ほど高利の金利をたくさん支払わなければならないという今の世の中は、少し間違っていますよね。
年収が低い人ほど借入をして、さらに生活が苦しくなる。それは格差社会にもなりますよね。