クレジットカードに関わるよくあるトラブル
少しデータが古いですが、平成17年3月末までのクレジットカードの発行枚数は、約2億7300万枚でした。
日本の人口が約1億3000万人ですので、一人当たり2枚以上もカードを持っている計算になります。
しかも、カードが持てない未成年者を含めてこの数字になりますので、いかにカード時代かがわかりますよね。
ちなみに、内訳は銀行系が1億258万枚、流通系が7861万枚、信販系が6778万枚などとなっています。
カード社会にはなりましたが、その分カード絡みのトラブルも多くなっています。
業者の過剰融資の問題、利用者の契約内容についての無知からくるトラブル、その無知に付け込む悪質商法など、クレジットカード契約に関するトラブルは後を絶えません。
また、利用者が引き起こすカード犯罪、多重債務者を狙った悪質行為など、カード機能を利用されたトラブルというのも多くなっています。
そして、一番多いのがカードの使いすぎによる破産の問題です。破産件数の増加には、不景気や過剰融資、利用者の認識不足などいろいろな要因があります。
ただ、カードによるトラブルが多い1番の原因は、利用する側の無知でしょう。
これだけカード社会になっても、一人で複数枚のカードを所有するようになっても、カードについてその危険性を熟知していない人が多いです。
カード会社もカードを持たせることばかり考えずに、利用者にカード教育を行うことが必要でしょう。