子供の借金を精算する親は絶対に子供に返済分を請求せよ!
自分の子供が消費者金融などから多額の借金をして返済に困り、今回だけと援助をする親がいます。
親が子供の借金を精算する行為は悪いことではありません。親は子供がいくつになってもかわいいもので、子供の幸せを考えて借金を精算するのは親なら当然かもしれません。
借金の保証人にでもならない限り、親に子供の借金返済義務はありません。でも、親が子供の借金を精算するケースはとても多いです。
中には消費者金融が親に請求まがいのことをして、強引に親が精算させられることもありますが、多くのケースでは親が自発的に精算しています。
消費者金融業者に勤務しているとき、親と一緒に来店して完済する人を毎日のように見ました。無論、親には請求をしていません。それどころか、そうした人は別に延滞にもなっていないケースが大半なのです。
どっちかと言えば、延滞者の親は冷たいです。その親にしてその子ありと行った感じですね。
ところで、子供の借金を親が精算するのは別にかまいませんが、それが本当に子供のためになるかと聞かれると、微妙なところです。
子供といってもすでに成人して大人です。自分の責任で背負った借金を、親が精算するのは「甘やかす」ことにもなるからです。
子供の借金を精算するとしても、精算した分を後から子供に返済してもらうぐらいにしたほうが、お灸をすえる意味では良いでしょう。