ヤミ金融にはなにを頼んでも無駄。交渉は弁護士にまかせると楽勝。
ヤミ金融から借入れしてしまった人が、自力でヤミ金融の借金を解決しようとするケースがあります。
しかし、ヤミ金融にいくら頼んでみても、時間の無駄だと思ったほうが良いでしょう。
私が相談を受けた人の中で、ヤミ金融を自力で解決しようとした人がいました。
その人はヤミ金融で30万円借りたそうです。10日ごとに2万円を返済していき、すでに70万円近くを支払っていました。
そこで、その人はヤミ金融に「すでに借りた分の倍は返済しているので、残りの借金は支払いたくない」と言いました。
ところが、ヤミ金融からは「まだ20万円残っている。契約した金利に基づいて計算しているだけ。払いたくないもなにも借金が残っているのだから払え」と言われたそうです。
その後、何度もヤミ金融と交渉したようですが、こちらの要求を一切受け入れてくれなかったそうです。
私はヤミ金融を自力で説得するのは難しいから、弁護士に依頼してはどうかとアドバイスしました。
そして、その人は弁護士にお願いしたのですが、弁護士が「過払い金を返せとは言わないので、債務不存在を認めてほしい」と電話した途端、そのヤミ金融業者は完済を認めて退散したのです。
その人はあまりにあっさりで驚いたようです。借主には威圧的な態度を取るヤミ金融も、弁護士には弱いのです。こんなことなら、初めから弁護士にお願いしたほうが良かったですよね。