ギャンブル好きのBさんが借金地獄から抜け出した方法(任意整理4)
Bさんが多重債務になってしまったきっかけはギャンブルでした。大学で田舎から上京したBさんに、パチンコを教えたのは先輩でした。就職してからは競馬やマージャンにも手をだすようになりましたが給与の範囲内、生活に支障がでないお遊びでした。
ところが23歳のとき、Bさんのお父さんが亡くなってしまったのです。そして遺産として2000万円が手に入りました。
お父さんを亡くしたショックで落ち込んでいたBさんですが月日がたつに連れて気持ちも落ち着き、同時に気持ちが大きくなっていきました。
何しろ2000万円の大金です。すっかり気持ちの大きくなったBさんは競馬、パチンコ、競輪、競艇と様々なギャンブルに手を出すようになりました。
1日に何十万というお金を掛け、時には勝つこともありましたが負けることが多く……お父さんの残してくれた遺産は1年半ですっかり溶けて消えてしまったのです。
このままではいけないと気付いたBさんは真面目に働きながらお小遣いで済む程度にギャンブルを控えるようになりました。
しかし5年、10年と経つごとに後悔の念は薄くなっていき、反対に大きな勝負をした楽しさが頭をよぎるようになりました。
そして35歳になった頃、ついに消費者金融からお金を借りてまでギャンブルにつぎ込むようになってしまったのです。
当時、消費者金融の年利は30%程度。あっという間に借金は膨れ上がり、返済するために借りるの繰り返し。
とてもギャンブルをやっている余裕もなくなってしまいました。
そんなときに、このサイト見てBさんが私に相談のメール送ってくれたのでした。
私はギャンブルが理由の場合は自己破産が難しいので任意整理で債務を整理する方法を勧め、新大阪法務司法書士事務所の金井氏を紹介しました。
金井氏はBさんが借入をしていた10社近い消費者金融に掛け合い引きなおし計算をすると過払い金が生じていたため、Bさんの借金はほとんどゼロになっていました。
債務地獄から抜け出したBさんはやっと、闇の中から出ることができたのです。