債務整理したら家族・会社・保証人はどうなるの?(7)
借金を整理すると、様々な問題が持ちあがります。
保証人の問題
借金をしたときに、保証人を立てている場合にはあなたが債務整理をすると保証人に返済義務が生じます。
支払いが厳しい場合には、保証人も同時に債務整理をしなければいけません。
債務整理をするにあたって、必ず保証人に連絡をしてください。
もし、あなたが騙されて保証人になってしまった場合には保証契約の無効または取り消しを主張しなければいけません。
しかし「迷惑をかけないから」と言われて保証人になったとしてもこれは騙されたことになりません。
取り消しができるのは業者などに「責任は追及しないから形式的に署名してほしい」などと言われて(だまされて)契約を結んだ場合です。
会社の問題
債務整理をしていることは、基本的に会社に伝える必要はありません。
また借金を理由に解雇されることもありません。
会社に貸主が取り立てに来ることも禁止されています。
万が一業務に支障をきたすことがあれば、業務妨害罪が適用されることがあります。
緊急の場合には110番しましょう。
家族の問題
あなたが債務整理をしたからと言って、家族に返済義務は生じません。
家族への取り立ても違法行為であり禁止されています。
脅迫してくるようであれば警察に通報してください。
しかし家族が保証人になっている場合は話が別です。
本人が支払えないときには、保証人に返済義務が生じます。
また、借金が発覚したことにより、離婚の問題が起こることがあります。
借金のみを理由に離婚が認められることはありませんがこのことが原因で夫婦仲が悪化してしまった場合には離婚が認められることもあります。