債務者の話を聞く
消費者金融業者によって督促の仕方が全然違いますし、督促をする人によっても督促の仕方は違ってくると思います。
回収能力の低い消費者金融業者や督促者には、債務者の話を一切聞かないという傾向があります。
債務者の話は要は返済できないことへの言い訳なので、そんなのを聞いていたら回収なんてできないというのが、債務者の話を聞かない消費者金融業者や督促者の言い分だと思います。
ただ、債務者の言い訳を聞くというのと、債務者の言うことに従うとは同じではありません。
債務者がどうしても用意できないから1週間待ってほしい、と言うのを一切受け付けず、すぐに入金してくださいと言っても、できないものはできないです。
こういった厳しい姿勢を続けることで、この消費者金融業者には延滞しては駄目だということを、債務者に植えつけて行こうというのが債務者の話を聞かないほうの考え方です。
一方、債務者の話を聞くほうでは、なぜ今回返済金が用意できなかったのか、1週間待ったらなぜ返済金が用意できるのかなど、詳しい話を聞くことで、その債務者の状況を把握して対応の仕方を変えて行きます。
そして、延滞になりやすい債務者をカウンセリングしていき、健全な債権へと戻そうというのです。
債務者の話を聞かないほうでは、債務者が破綻するまでできるだけ返済させようというものですが、債務者の話を聞くほうでは、債務者が破綻しないようにサポートすることで、債権の健全化を目指すというものです。
債務者にとっては、もちろん後者のほうが良いのは当たり前です。できるなら、債務者の話を聞くという姿勢の消費者金融と取引していったほうが良いと思います。