督促担当者を代える
人には合う合わないがあると思います。人付き合いをしていく上で、こいつとは性格が合わない、あいつとは性格が合う、と感じることは少なくないと思います。
これと同じようなことが、督促をするときにも起こります。
毎月延滞していた人が、督促の担当者が代わるのをきっかけに、その後全く延滞をしなくなったという話はよくあります。
これまで毎月遅れながら返済してきた人が、督促の担当者が代わってからは全く返済しなくなったという話もよくあります。
これらは、督促の担当者の力量も大きく関係していると思いますが、それよりも人と人との相性が関係していることが多いと思います。
これまでその人を応援するような督促を受けて何とか返済を続けてきた人に、強い態度で迫る督促をしてしまい、自暴自棄になって返済を止めてしまったということもよくあります。
逆に、これまで強い態度で迫る督促を受けて返済をしてきたが、督促の担当者が代わって督促の態度が緩くなると、途端に返済を止めて他社に返済するようになったということもよくあります。
督促する人の話し方が気に入った、気に喰わないというので、返済をしたりしなかったりというのが、本当に多くあります。
このことを利用して、なかなか返済しない延滞者の督促担当者を違う人に代え、債権の回収や管理を行うという回収のテクニックがあります。
この回収方法は意外と効果が高く、現場でこれを実行すると、改めて督促とは人が人に対して行うものだということを実感できると思います。
また、返済する側では、どうしても督促担当者の態度に納得できないという場合には、督促担当者の交代を頼んでみましょう。それが両者のためになると相手も思えば、その頼みは聞き遂げられる可能性が高いと思います。