連帯保証をつける
延滞を繰返すような人の中には、本当に口先だけの人が多いです。延滞をする人で、毎月決まって延滞をするという人は少なくありません。
まあ、毎月延滞しながらも借金の返済をするという人はまだ良いですが、厳しい督促で本人を捕まえ、返済を促してやっと返済をするという困った人もいます。
そういう困った人は、次の返済について約束をしても、それが果たされることは多くありません。
「来月からは末日に5000円ずつ間違いなく返済していきます」
こんな言葉を聞いても、消費者金融業者の督促担当者は信じられないという気持ちになります。それほど、次からはしっかりと返済するという言葉に裏切られてきたということです。
来月からは返済すると言った人が来月の約束日になっても返済せず、電話をすると今月は無理だったので来月から返済すると言ってくることが多いのです。
こうしたやりとりを繰り返し、結局はずっと払わないということも多いです。
消費者金融業者としては、こうした人間的に信頼することができない債務者に対しては、督促の中で連帯保証人を求めることがあります。
連帯保証人は融資のときにつけるだけではなく、取引中にもつけることができます。
消費者金融業者にとっては、連帯保証人から請求してやるということではなく、連帯保証人をつけることで、本人がしっかりと返済することを期待するということなのです。
連帯保証人をつけた債務者は、返済の約束を破ると連帯保証人に迷惑をかけるので、しっかりと約束を守るようになりますよね。
ただ、一部の貸金業者による連帯保証人に対する激しい取立て行為が問題になり、近年の消費者金融業者は、連帯保証人をつけることに対して消極的になっているのが現実です。