やくざに債権移動？
きちんと国に許可をもらっている正規の消費者金融業者の中には、延滞している債務者に向かって、暴力団に債権移動されたくなければきちんと返済するようにというニュアンスで督促を行うことがあります。
はっきりと暴力団と言ってしまうと、それはその消費者金融業者と暴力団が関係しているということで大問題となり、国から貸金業者としての登録抹消という行政処分を受けることになります。
そのため、暴力団に債権移動になるというのはにおわす程度で、はっきりとは言わないのが普通です。
多くの消費者金融業者では、暴力団に債権移動と言うのはただの脅しになり、そうやって延滞している債務者を追い詰めることで、債権の回収を図ろうというものだと思います。
ただ、この消費者金融業界というのは、非常に暴力団との繋がりが見えそうな業界でもあります。
まあ、株式上場するような大手企業では、業界にかかわらずどこも暴力団の影は存在していますので、消費者金融業界に限ったことではないのかもしれません。
正規の消費者金融業者が暴力団のようなところに債権移動をしたという話は聞いたことがありませんが、ヤミ金融を紹介するなど巧妙な手で債務者を借金地獄に突き落とすということは十分考えられます。
消費者金融業者から弁護士を紹介されたという話をよく聞きますが、ヤミ金融と裏で繋がっているような悪質な弁護士ということもあり、債務者としては十分に気をつけなくてはいけないと思います。
消費者金融業者が督促のとき、暴力団に債権移動するといった内容のことを言うのは、ほとんどが脅しであると思いますが、悪質な消費者金融業者もありますので、すべてが脅しとは言い切れません。
ヤミ金融などと消費者金融業者との裏の繋がりは債務者にはわかりませんので、あまり聞いたことがないような小規模の消費者金融業者からの借入れは、できるだけ避けたほうが良いと思います。
