督促規制がどんどん厳しくなる
ヤミ金融と呼ばれている違法業者だけが、厳しい取立てをしているわけではありません。大手と呼ばれ、テレビCMをたくさん流しているような消費者金融でも、非常識な取立てをしていることもあるのです。
返済の約束を守らない人が悪いのは当たり前の話ですが、消費者金融の非常識な督促は目に余るものがあり、年々督促規制が厳しくなっているのも納得できます。
ただ、督促を受ける側は、どういった督促が違法であるのかを知りません。そのため、督促規制を厳しくしても、実際にはその通りに守らない消費者金融業者を取り締まることができていません。
督促を受ける側が督促規制を知らないので、違法な督促を指摘する人がいないので無法地帯なのです。
しかし、近年は借りる側もインターネットなどで知識を得るようになり、ようやく違法な取立てをしている消費者金融業者が処罰されるようになりまた。
ただ、それはまだまだ氷山の一角で、まだまだ違法な取立てはなくなっていませんので、督促を受ける側がしっかりと知識を持つことが大切だと思います。
例えば、電話での督促は1日に3回までというのを知っているでしょうか。電話に出なかったということで、出るまで何度も電話するというのは違法な行為なのです。
また、請求書やメールでの督促は、3日に1回までとなっています。そこまで細かい督促規制があるとは、消費者金融の利用者は知らないと思います。
今はインターネットで簡単に情報交換できる時代です。消費者金融の利用者は自分で自分を守るためにも、しっかりとどのような督促が違法なのかを知っておきたいところです。
督促規制は毎年のように厳しくなっていきます。ただ、それを消費者金融業者任せにしないで、消費者金融業者にしっかりと守らせる努力が必要だと思います。