就職を促す
借金が払えなくなる人で多いのは、職を失った人です。
いくら消費者金融業者の審査が甘いといっても、無職の人にお金を貸すことはありません。そのため、消費者金融からお金を借りたときには、必ず職についていて収入があったと思います。
しかし、いろいろな事情によって仕事を辞めなくてはならないことも出てくると思います。そして、失業して収入を失うと、借金の返済ができなくなります。
消費者金融業者の督促担当者が、債務者から失業してお金がないということを聞いたとき、返す言葉には2通りあります。
1つ目は、突き放すというものです。失業したからといって、家賃の支払いを待ってもらうことはしないですし、スーパーで貸しで食料品を購入することはできないですよね、という論法で返済を迫ります。
消費者金融業者の8割はぐらいはこちらの対応だと思います。
2つ目は、就職についての助言を与えるというものです。借金を返してもらわなくてはいけない消費者金融業者にとっては、とにかく債務者に就職してもらわなくては話が始まりません。
借金を返済できない理由が失業によるものなら、就職してもらえば借金を返してもらえるということになりますよね。
大手や準大手の消費者金融業者の中には、失業した債務者に対して、一定期間の返済免除を設けているところもあります。
ただたんに借金を返せと言うことは簡単だと思いますが、それでは何の解決にもならないことが多いと思います。
借金の返済が困難になった原因を、債務者と一緒になって解決していこうとする姿勢こそが、借金の回収に繋がっていくと思います。