ある時期から借金が減らずに増え始める
借金は返済すれば減っていき、借入すれば増えていくものです。
そんなことは当たり前ですが、実際に借金に触れてみると、まるで生き物のように借金が増えたり減ったりすると感じられるでしょう。
消費者金融業者で借金をしたり、クレジットカードでキャッシングをしたりすると、ほとんどの人が2年払い以上の長期で契約をしてしまいます。中には5年払いで契約する人もいます。
例えば50万円を5年払いで借りたとします。5年間毎月返済してやっと借金がゼロになります。でも、それには5年間返済のみに努める必要があります。
途中で借入をしてしまうと、どこかでまとめて返済しない限りは5年で返済することはできません。
借金をした当初は、ほとんどの人が返済のみに努めます。借金は順調に減っていきます。でも、返済の途中で誘惑に負けて借入してしまうと、減っていた借金が増えることになります。
50万円の借金を頑張って20万円まで返しても、また30万円借りれば再び50万円に後戻りです。
また、後戻りならまだ良いですが、40万円を借りて60万円になってしまうこともありますよね。
借金をすることに慣れてしまうと、返済することよりも借入することばかり考えてしまいます。
そして、返済のために借入をするようになると、そこからは借金は減らずに増える一方になります。借金したお金で返済をするのですから、それでは借金は減りませんよね。
返済のお金が足りなくて、足りない分を借金に頼るようになると危険です。逆に言えば、それさえ気をつければ、それほど借金にはリスクがないとも言えるでしょう。