金利リスクには気をつけろ
借金にはなぜリスクがあるのかというと、金利があるからです。100万円を借りれば100万円を返せば良いというわけではありませんよね。
金利は目に見えないものであり、少しずつ徴収されるものです。貸金業者の利用者が金利を意識するのは借入のときぐらいで、返済中に金利を意識することは少ないと言えます。
100万円借りた金利が1年で20万円になりますと言われれば、誰だって借金をするのは止めようかとなります。
でも、100万円借りた金利が毎月1万6666円ですと言われると、まあ仕方がないかとなってしまいます。
でも、毎月1万6666円を1年間支払えば、その合計は20万円になります。
本来、利用者にリスクを説明する義務のある貸金業者は、100万円を1年で支払えば金利が毎月1万6666円になること、合計で20万円になることをしっかりと説明するのが筋です。
3年払いなら支払う金利の合計はいくらになるのか、これが5年払いだといくらなのかなど、きちんと利用者に伝えることで、利用者は借金のリスクを受け入れてから契約交わすことができます。
しかし、借入をキャンセルされるのを恐れる貸金業者は、そこら辺を一切伝えないようにしています。
利用者はどのぐらいの金利を支払うことになるのかを知らずに借金をさせられますので、金利を意識しろと言うほうが無理なのかもしれません。
貸金業者が金利について説明しないなら、利用者のほうできちんと金利について把握することが必要でしょう。