最初は1年のつもりが、気づけばもう10年
消費者金融での借入やクレジットカードのキャッシング、それにリボ払いについては、利用初期の思惑とは大きくかけ離れ、気づけば大変な長期取引に陥るケースが多々あります。
最初は10万円を借入れて1年で返済する予定でも、1年後には30万円の借入になり、2年後には50万円の借入になり、3年後には150万円の借入になるなんてこともよくあります。
10万円の借入で1年で返済すれば、支払う金利は1、2万円程度になります。当初は1、2万円程度の金利なら仕方がないと借金することを決断します。
でも、3年後に借金が150万円になっていれば、支払った金利は数十万円、下手をすると100万円以上になることもあります。
返済期間と借入金額はほぼ比例していきます。返済期間が長くなればなるほど借入金額も増えていくということです。
10年も返済していれば借入金額は数十万円と言うことはなく、数百万円になるのが普通です。
返済期間が長くなればそれだけ多くの金利を支払うことになりますし、借入金額が多くなればそれだけ多くの金利を支払うことになります。
いかに短い期間で借金と手を切るかが重要だということです。でも、なかなか借金との関係を断ち切れないのが現実です。
借金をするということは、もともとお金がないということです。
お金がないのに金利を支払うことになりますのでどんどんお金がなくなっていき、それにつれてどんどん借金が増えていくのは当然と言えば当然です。
最初に借入したときに計画した完済日を守れるかどうかが勝負どころです。借金は大きくなればなるほど、その関係を断ち切ることが難しくなります。