返済期間でリスクは決定する
借金のリスクについて考えたとき、借入金額で考えるよりも、返済期間の長短で考えるのがわかりやすいでしょう。
人によってお金の価値は様々です。10万円が高いと感じる人もいれば、安いと感じる人もいます。その人の収入や生活レベルによってお金の価値は変わってきます。
そのため、借金がいくらからはリスクが高くなるということは言えません。50万円の借金で危ない人もいれば、300万円の借金でもリスクがほとんどない人もいますよね。
そこで、借金のリスクは返済期間で考えるようにしましょう。50万円の借金を1年で完済できる人もいれば、5年でやっと完済できる人もいるでしょう。
返済期間が短ければそれだけリスクが低くなり、返済期間が長くなればそれだけ返済リスクが高くなると考えればわかりやすいと思います。
一般的に、返済期間で2年が目安になります。2年以内ならまあそれほど破綻リスクは高くないと言えますし、2年を超えるようなら破綻リスクは高いと言えます。
また、このことは現在抱えているすべての借金で考えなければいけません。
すべての借金が何年後に完済になるのか、それによって現在のリスク水準を知ることができるというわけです。
毎月の返済額や借入件数のことばかり考えず、何年後にすべての借金がなくなるのかを考えることが大切です。
ちなみに破綻するような人には、何年後に完済になるなど考えもしない人が多いです。