社員の興味本位
以前、国民年金の宣伝広告塔を務めた女性タレントの年金の未加入が発覚しましたが、これは社会保険事務所や事務局の職員が興味本位に個人の年金情報を閲覧したためです。
この女性タレントが宣伝広告塔になってから問題が公になるまでに、実に14都道府県の社会保険事務所や事務局で、25人もの職員が勝手に個人情報を盗み見たということです。
社会保険庁職員の業務外閲覧についてはその後問題視されました。勝手に個人の年金情報を盗み見た職員の中には、家族や知人にそのことを話す人もいますよね。
そして、それを聞いた家族や知人はさらに別の人に話していき、あっという間に広がってしまいます。
同じように個人情報を扱う金融機関でも、同様に社員の興味本位から情報が漏洩する可能性があります。
芸能人の親族やスポーツ選手などの有名人が消費者金融を利用することはあります。実際に私が勤務していた消費者金融業者でも、そうした有名人関係の顧客を持っていました。
モラルの低い社員でなくても、普通にそのことで知人に話をしてしまうことはあるでしょう。
もちろん、情報を外に持ち出すことは厳しく禁止されていすが、それがバレることは騒動にでもならない限りはありませんので、大きな抑止力にはなりません。
そうしているうちに、社員の興味本位によってどんどん個人情報が漏れていってしまうことがあるのです。
別に有名人やその関係の人ではにという人も、例えばよく行くファミレスの店長さんだとか、あそこのガソリンスタンドの社員さんだとか、話のネタにされる可能性はあります。
そうしたところか、自分の周囲にも借金の事実がバレることはあるのです。借金するということは、そうしたリスクがあることを覚えておきましょう。