昔はLE端末の不正利用があった
消費者金融系の信用情報機関にアクセスできるLE端末は、今でこそ厳重な管理体制の下で使われていますが、昔は管理体制が甘く、不正利用も多かったようです。
消費者金融の社員であれば、誰でも自由にLE端末を操作することができ、昔は個人IDもなく、誰が操作したのかを後から調べることもできませんでした。
若い女性社員の中には、個人情報の扱いについての意識が低い人もおり、私が勤めていた消費者金融業者内でもかなりの不正利用があったようです。
1番多いのは、自分の彼氏や友達の彼氏、合コンなどで新しく知り合った異性の個人情報を盗み見ることです。
友達に頼まれてその彼氏の借金情報を調査するというものですね。身辺調査をする探偵見たいなものです。
それに、新しくできた友達の個人情報を盗み見ることもします。借金をしているような人には気をつけようというのでしょうが、ちょっと子供じみていますよね。
また、そうした個人の欲求を満たすためにLEの不正利用をする人がいる一方で、換金目的での不正利用もあったはずです。
私が務めていた消費者金融業者は大きな会社ではありませんでしたので、そうした換金目的の不正利用はなかったようですが、大手などではわかりません。
社員の全員にモラルがあるということは絶対にないはずなので、LE端末の管理体制が不十分だった時代には、確実にどこかで個人情報が漏れていたはずです。