本当にお金が足りない人は借金してはいけない
消費者金融をこれから利用しようかどうか迷っている人に、元消費者金融マンからできる最善のアドバイスは、本当にお金が足りないなら借金してはいけないということです。
お金が足りないから消費者金融でお金を借りるのだとお叱りを受けそうですが、これは紛れもない事実になりますので、よく聞いてください。
収入が15万円で支出が15万円の人がいます。収入は上がる見込みがありませんし、支出はどう頑張ってもこれ以上は削れません。
そんなギリギリの生活の人に、友人から結婚式の招待状がきたとします。友人のせっかくの門出に参加したいですし、参加しないわけにはいきませんよね。
でも、結婚式にはお祝儀で3万円、その後の2次会で1万円、さらに3次会や帰りのタクシー代を考えればもう1万円必要です。
結婚式に出ることで5万円の特別支出が発生するということです。その人は迷わずクレジットカードのキャッシングで5万円を引き出し、結婚式に出席します。
こういった人はとても多いと思います。これが付き合いですし、人間関係を円滑にするためにも出席は止む得ないことですよね。
でも、借金をした5万円はどうしますか?
生活がギリギリのため、5万円を捻出することはできませんよね。たとえ5万円でも、返済できなければ破綻と同じです。
この人は、5万円の返済をするために別で借金をして、その借金を返済するためにまた別で借金をしてと繰り返し、気づけば金利が膨らんで大借金になっているということです。
そもそも本当にお金がない人は、返済の目処が立ちませんので借金などできるはずがありません。たとえ友人の結婚式の招待状がこようが、借金してまで出席してはいけません。
どうしても出席したいのなら、誰かにお金をもらうしかありません。