借金がいつまでたっても終わらない人
借金がいつまでたっても終わらない人がいます。借金が破綻するほどには膨らまなくても、ずっと借金の返済を続けている人がたくさんいます。
消費者金融業者から借入をすれば、そこで支払う金利は結構な金額になります。消費者金融業者が行っている融資は、小額で短期返済を前提にして金利が決定されているからです。
短期返済なら高利でも大した負担にはなりません。消費者金融業者を健全に利用するということは、短期で利用することだと言っても良いでしょう。
しかし、消費者金融業者から借入して、返済を3年も5年も10年も続けている人が大勢います。そうした人は、借金が増えることもなければ減ることもありません。
どういうことかと言うと、融資枠内で借入と返済を繰返しているということです。
例えば、融資枠が50万円で毎月3万円返済しているとします。3ヶ月返済をすると、金利にもよりますが借金の残高は42万円から45万円ほどになります。
ここで限度額いっぱいまでの差額を引き出してしまえば、お金にゆとりが生まれますが、借金は減っていきませんよね。返済を続けていても借入をすれば借金は減るはずがありません。
でも、借金をしている人は慢性的に金欠状態にあることが多く、ついつい引き出しをしてしまいます。
お金を引き出しても返済額は変わりませんし、何だかお金をうまく回しているようにさえ思えてきます。
余裕がなくなるとすぐにお金を引き出すのが当たり前になってしまい、いつしか借金を減らすことを忘れてしまうのです。
借金が増えなくても減らなければ、結局は大損することになります。金利を毎月支払うことになりますので、生活に支障をきたしていることは間違いありません。
1度年間で支払った金利を計算してみてください。初めて自分が支払っている金利の大きさに気がつくでしょう。