借金という言葉を徹底的に排除している
消費者金融業者やクレジットカード会社は、「借金」という言葉を徹底的に排除しています。それこそ、闇に葬り去るぐらいしています。
「ご利用は計画的に」
という某大手消費者金融業者のテレビコマーシャルがありますが、これを下記のようにしたらどうでしょうか?
「借金は計画的に」
イメージが全然違ってきますよね。「借金」は、とてもイメージの悪い言葉です。消費者金融業者で勤務していた頃、お客さんの前では間違っても「借金」という言葉は使いませんでした。
「借金できますけどいかがですか?」
なんてお客さんに言ってしまったら、上司から大目玉を食らうことになるでしょう。
「ご融資可能ですがいかかがでか?」
これはマイナスイメージどころか、融資ができるぐらいあなたは偉いのですよみたいに聞こえ、プラスイメージになりますよね。
また、消費者金融業者やクレジットカード会社では、「借金」という言葉を使わず、キャッシングという言葉を使うことを定着させました。
「借金」に比べて、キャッシングにはそれほどマイナスイメージを持たないですよね。キャッシングは何か便利なものであるように聞こえるほどです。
キャッシングもご融資もご利用も、すべて「借金」に変わりありません。「借金」という言葉を避けることで、貸金業界は借金にはリスクがあることを誤魔化していると言えるでしょう。