収支バランスは大丈夫か
借金をするときには、借りることばかりを考えてしまいがちです。お金を借りるには審査を通過しなければいけませんので、その心理もわからなくはありません。
でも、借金をするということは、その後に必ず返済が待っているということでもあります。貸金業者から融資を受けると、そのお金が自分のものだと錯覚する人がいますが、違いますよね。
借金をするときは切迫した状況であることはわかりますが、ここは1つ冷静になり、自分の現在の収支バランスを考えることが大切です。
貯金があってお金に余裕がある人は、貸金業者からお金を借りることはないはずです。貸金業者からお金を借りる人は、お金に余裕がない人たちになるはずです。
そうした人たちは、収入と支出のバランスで見るとすでにギリギリの状態であることが多いと思います。
家計で考えればわかると思いますが、急な出費が重なるとすぐにその月の収支がマイナスになってしまいますよね。
一般的な家庭では、月に5万円の特別な出費がでるだけで、収支がマイナスになるのではないでしょうか。
貸金業者を利用する人に至っては、月に1、2万円の特別な出費でも収支がマイナスになる場合が多いはずです。
借金をすれば毎月返済をしていかなくてはいけません。その返済額を支出に加えても収支がマイナスにならないことが、借金をする前提にならなければいけません。
この収支バランスがマイナスになるにもかかわらず借金をしてしまうと、借金による転落人生が始まるリスクを抱え込んだことになります。
借金をする前には、収支バランスをよく検討することが、リスクを最小限にするコツです。