LE端末の使い方
借金のリスクの1つである個人情報の流出について、消費者金融側はどのような管理体制をとっているのか、ここで説明します。
消費者金融業者が加盟している信用情報機関は、全国信用情報センター連合会と言い、略称で全情連と呼ばれています。
消費者金融系の信用情報機関である全情連は、他の信用情報機関よりも扱う情報量が多く、その内容や精度も1番優れています。
そして、全情連に紹介する端末をLE端末と呼んでいます。LE端末をポンポンと叩けば、簡単に個人情報を入手することができるのです。
通常、融資申込みの受付をした担当者は、LE端末を操作して申込者の個人情報を入手します。そして、そのLE情報を支店責任者に回して最終の審査をしてもらいます。
消費者金融業者の社員であれば、誰でもLE端末を操作できますが、LE端末ごとに管理責任者が決められていて、責任者の管理のもとで行うことになっています。
LE端末を操作するには個人IDとパスワードを打ち込む必要があり、誰が何時何分にLE端末でどんな操作をしてどんな情報を取得したのかなどがわかるようになっています。
そのため、消費者金融業者の社員が勝手に自分の恋人や友達、知り合いの個人情報を取得することはできなくなっています。
このように、個人情報が漏れる恐れがあると言われていますが、消費者金融側ではそれなりに万全の体制で運営をしているのです。
ただ、管理責任者クラスがLE端末を不正利用していれば、上手に立ち回ればそれが露見することはほぼないでしょうが。