職を失うリスク
職を失うことで返済ができなくなくなり、そこから人生を狂わせる人が多くいます。私が消費者金融業者に勤務していた頃、退職して返済できなくなった人をたくさん見ました。
退職理由は様々ですが、人間関係のもつれや会社が給料を支払わないといったものが多かったように思います。
でも、借金をしているのがわかっていながら、自分から退職をするというのは軽率だと言えます。退職金で借金を清算できれば良いですが、退職金もないのに自ら収入を絶つような行為はするべきではありません。
借金がある人は、絶対に職を失ってはいけません。借金は人生の選択を制限するものだということですね。
もちろん、次の就職先が決まっている分には問題ありません。問題なのは、借金の返済をしなければならないのに、収入の当てがなくなることです。
不景気になれば倒産する会社も多くなりますし、リストラに遭うことも多くなります。
最初に就職した会社に30年も40年も勤続するということは公務員でもない限り、今の時代ではほとんどありません。
借金には、職を失うと途端に返済が厳しくなり、人生が転落するリスクがあることを覚えておきましょう。
大手の貸金業者の中には、退職した場合に返済が一定期間猶予されるところがあります。しかし、ほとんどの貸金業者が退職したからと言って、返済を待ってくれることはありませんよね。