【借金相談の注意点】全ての弁護士が善良であるとは限らない。

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【借金相談の注意点】全ての弁護士が善良であるとは限らない。

性善説は間違い、悪徳弁護士がいることを知ろう

借金で首が回らなくなったら貴方ならどうしますか?逃げますか?誰かに相談しますか?まずは家族でしょうか?

 

そして相談した結果、弁護士に話をしようとなるでしょう。弁護士なら専門家だし、借金を法的に解決する方法を知っていて何とかしてくれるかもしれない。テレビCMでも言ってるし、広告でもすぐに相談してくださいって書いてあるし素人が考えても答え出ないし…という動機です。

 

弁護士に話をするのは間違いではありません。素人ではわからない専門的な事を知っているのも事実ですし、そのための根拠として国家資格があります。

 

ただ全ての弁護士が正しい行いをしているわけではありません。弁護士は全員正義の味方だ!というのはドラマや映画の中だけです。性善説は間違いであり、悪徳弁護士がいることを知ってください。

 

特に借金問題に関しては債務者は素人同然です。そんな素人相手に金儲けできるのが債務整理なわけですから、何も知らない債務者相手に好き放題する弁護士がいてもおかしくありません。

 

まずは弁護士だから正しいという認識を捨てましょう。債務者は弁護士の依頼主です、立場としては債務者の方が上なのです。だからこそ、弁護士に一任するのではなく自ら積極的に解決方法に関わり言われるがままにならないようにしましょう。

結局、揉める原因はお金にある。兎に角、お金。

弁護士に借金解決を依頼すると手付金や最終的な報酬を要求されます。これは事前に契約し報酬をいくらにするかなどを取り決めます。

 

弁護士としては少しでも儲けたい、お金にならない案件はやらない。お金になると思ったら、手数料でもなんでも取ってやるというせこい弁護士がいるのも事実です。

 

せっかく債務整理して身軽になったのに、弁護士に払うお金が借金として残ってしまっては意味がありません。加えて適切でない金額を請求されてしまっては、元も子もありません。

 

まず相場を知ることです。弁護士に依頼したときにどれだけの費用が掛かるのか。最終的に債務整理できたときにどうすればいいのか。かかる費用を節約する方法はないのか。などを調べましょう。借金のことで頭がいっぱいで、そんなの考えていられないって人が大半かもしれませんが、甘えていてはいけません。

 

自分の身は自分で守るしかありません。相手は百戦錬磨の弁護士です、素人が簡単に太刀打ちできるような相手ではないでしょう。だからこそ、騙される前に身を守るのです。

弁護士はボランティアではありません

弁護士は慈善事業ではありません、立派な職業ですから利益を求めるのは当然のことです。弁護士を正義のヒーローのように仕立てあげ、勝手な妄想を抱くのは債務者の自己満足でしかありません。

 

では慈善事業ではない弁護士にどこまで、何を求めればいいのでしょうか。まずは、自分の借金の状況について弁護士に話をしましょう。その上で弁護士に意見を聞いてください。すぐに答えを出すような弁護士はちょっと考えた方が良いかもしれません。

 

弁護士にすべてを一任する方が債務者としては何も考えず、楽かもしれませんがそれは間違っています。借金を整理するのはあなた個人であり、弁護士ではありません。

 

弁護士に求めるべきは助言です。書類の作成や、事務手続きをするのは弁護士に一任すればいいです。しかし、どうやって借金を解決していくかの助言をまずは求めましょう。その上で弁護士と一緒になって貴方自身が解決法を決めていくのです。

 

弁護士の先生が言うことを聞いておけばいいんだよ、そうやって親などは言うかもしれませんが、貴方が依頼主であることを忘れないでください。「じゃあ何を信じればいいの?!答えが出せない!」と思ってしまうでしょうが、取捨選択するのは貴方自信です。どこまでを弁護士に求めるかを決めるのも貴方自信なのです。分かっていることは、正しい方法で借金を解決するということだけです。

 

 

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