【借金返済に困ったら?】ほんとうに相談すべき相手は弁護士ではなく、債権者である。

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【借金返済に困ったら?】ほんとうに相談すべき相手は弁護士ではなく、債権者である。

法律のことは法律のプロに!お金のことはお金のプロに!

借金返済で困っている人に解決のためにアドバイスする場合に、「すぐに弁護士に相談したほうがいい」、「弁護士に相談すれば何とか解決できる」といった話を聞くケースが多いと思います。

 

これは正しい選択です、弁護士は法的にあなたの債務を整理すべくサポートしてくれる強い味方です。弁護士に相談し債務整理を依頼すれば、借金の取り立ても止まります。時には法の裏ワザを利用して自分では考え付かなかったような難しいことを弁護士は淡々と処理してくれます。

 

難しい書類も弁護士に任せておけば寝ていても作ってくれます。しかし弁護士は金のプロではなく、あくまでも法律のプロでしかないのです。法律という決まりごとの中において、あなたの債務状況を照らし合わせてどうするのが法的に最も効果的かを判断するのが弁護士の仕事です。ですから、あなたにとって有利ではない選択でもそれが法的な根拠があり、最善だと弁護士が判断すれば冷酷な結果を突きつけてくることもあります。

 

自己破産したくないと思って相談したのに、結果は「自己破産しかありません」と言われてしまった、そんな話は良くあることですし自己破産したくないと言っても法律のプロが自己破産だと言っているのだから従うしかないと、周囲の人間も同調してしまい最終的にあなたもその判断を支持してしまうのです。

 

問題は盲目的に弁護士の言うことだけに従っていては大失敗することもあるのです。お金のプロは弁護士ではありません、債権者がお金のプロです。特に金融機関で融資を担当している人が、一番のお金のプロです。法律が云々ではなく、お金をどうのように扱えばどうなるかを知り尽くしています。

 

もしあなたが、借金返済に困っているのなら弁護士に相談するのは大賛成です。ただし、一人の弁護士の意見だけで全てを決めてしまうのは危険です。相談するだけなら無料で出来ますので、2人以上の弁護士に相談してあなたにとってベストな選択をすべきでしょう。

 

本当に相談すべき相手は債権者である

借金で困っている人が本当に相談すべき相手は債権者です。弁護士はあくまでも「法的」に解決へと導いてくれるだけのサポーターです。弁護士はボランティアではありませんから、利益の出る方法を考えつつ法的に最善の処置を取ろうとします。しかし弁護士は「当事者」ではなく、あくまでも「第三者」でしかありません。

 

それに比べて債権者は完全な「当事者」です。自分の貸したお金が返ってこない、もしくは目減りしてしまうという立場にいます。何としても回収しなければという思いが強いのも債権者だからです。弁護士に相談しても本当の意味で親身になってくれるとは限りません、それに比べると債権者は自分に降りかかる問題でもありますから、債務者に出来る限りのアドバイスをしたいと考えているのです。

 

お金を貸している人に「どうやって返せばいいですか?」と質問しても、「そんなことは自分で考えてください」と言われるのが落ちです。だったら債権者に相談したって意味ないじゃないか!と思うでしょうが、そうではありません。それは相談するやり方が間違っているだけです。

 

厳密にいうと相談ではなく交渉と言えるでしょう。債権者との交渉を弁護士に任せっきりにするのは絶対に避けるべきです。良い答えになることもありますが、必ずとは限りません。しっかりとあなたが交渉の「当事者」であることを認識してください。借金返済について真剣に考えていることを債権者に伝えることが出来れば、債権者の方から妥協案を提示してくれる可能性は高まります。

 

「真剣に考えている」とはただ単に考えるのだけではなく、「身を切る」という具体案を示すことに他なりません。あなたが債権者に対して、具体的かつ現実味のある話を提示することが出来れば、債権者はこれ以上ない味方になってくれることは間違いありません。

 

 

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