保証人になったため
子供や知人などの保証人になり、その返済を一括でしなければならないようになり、止むを得なく消費者金融を利用する人がいました。
こうした人は意外と多く、決して少ないということはありません。
普通に考えれば、消費者金融の金利はヤミ金融以外のどこよりも高いわけですから、他の返済のために借入するのは自殺行為です。
年率5%の借金を年率15%の借金に借り替えるような馬鹿な人はいないと思われがちですが、実はいるのです。
それは、年率5%の借金の返済期日が過ぎてしまい、すぐに一括で支払いをしなければならないというときです。
年率15%で借金して年率5%の借金を完済することはできても、年率5%よりも低い金利で借金をして、年率5%の借金を完済することは現実的に不可能だからです。
年率5%の借金が支払えないような人が、それよりも貸付審査が厳しくなるところからは借金できるはずはありません。
子供が教育ローンを借入れて、その保証人になったとします。子供がローンの支払いを怠り、一括で残りのローンを支払わなければならないとき、貸してくれるところは消費者金融ぐらいなのです。
安易な気持ちで保証人になり、急に請求がきたときに払えないから借金するという人がいます。
100万円の保証人になるのなら、100万円をいつでも支払えるようにしておく必要があります。これは保証人になる人の基本的な心構えになりますので、覚えておきましょう。