詐欺にあってお金を失ったため
詐欺などに騙されてお金を失った場合、貯蓄や換金できる資産がなければ借金をしてピンチを乗り切る人がいます。
警察に届け出ても、お金が返ってくるわけではありません。失ったお金は借金で補填しなければならないのです。
消費者金融業者で勤務していると、詐欺などに騙される人が本当に多いことに気づかされます。
プロの詐欺師だけでなく、ちょっとした知人に騙されてというケースも非常に多いです。
融資の受付の際、知り合いにお金を騙し取られてしまったからお金を貸して欲しいと言う人が何人もいました。
また、支払いの相談を受けているときに、騙されてお金を失ったから支払えない、どこか貸してくれるところを紹介してほしいなどと言われたこともあります。
騙されてお金を失ったことで延滞するのは仕方がないのですが、それで新たに借金をするのはやめたほうが良いです。
新たな借金をするぐらいなら、すべての貸金業者に連絡して支払いを待ってもらうようにした方が良いと、そんなときには助言していました。
詐欺などにあってお金を失ったときには精神的なショックがあり、冷静な判断がなかなかできません。
自暴自棄にもなりやすいので、返済のことも考えずに借金をする場合が多くなるのです。
詐欺に遭わないように気をつけるのが1番ですが、もし遭ってしまっても借金をしないようにしてください。
家賃が支払えないなら大家さんに、電話代が支払えないなら電話会社に事情を話して支払いを待ってもらいましょう。