保証人作成
悪質な貸金業者になると、延滞したときに保証人契約を求められることがあります。要は貸した本人には返済する能力がないから、保証人をつけてそちらから債権を回収しようということです。
新規での借入の時には無担保無保証をうたっておいて、いざ返済が厳しくなってくると保証人を求めてくるというのは、詐欺と言っても良いと思います。
保証人を求めてくる貸金業者は、すでにその債務者に返済能力がないということはわかっていますので、明らかに返済の肩代わりを依頼することになるのです。
保証契約とは保証人と貸金業者が結ぶ契約になりますが、貸金業者が返済が苦しくなっているという元債務の状況を説明しないのは、その保証人になる人を騙していると同じですよね。
しかも、保証人をつけても、本人への取立ができなくなるわけではありませんので、貸金業者からすれば取立先が１つ増えて、より回収の見込みが高くなるというわけです。
保証人になる人は、その債務を保証するというよりも、すでに信用を失った債務の肩代わりさせられるだけです。
こうした取立時に保証人を求められた場合には、毅然とした態度で断ることが大切だと思います。
ただ、相手がヤミ金融業者などの暴力的な取立をするところの場合には、相手の要求を断ることが難しいと思います。
保証人になってもらおうとする相手にも迷惑がかかりますので、ヤミ金融業者からお金を借りるときには十分そのことを考慮する必要があるでしょう。
何があってもヤミ金融業者は利用しないと、固く決意するのが１番だと言うことは言うまでもないですが。
